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    認定NPO法人なら参加無料 — 「認定NPO全国ネットワーク」で使えるものと、事務局が営利企業であること

    2026年6月に設立された「認定NPO全国ネットワーク」は、認定NPO法人であれば参加費無料で登録できます。会計・税務・法務の相談窓口とカンファレンスの無料枠(1団体2名)が特典です。ただし事務局は営利企業のコングラントで、ネットワーク自体は任意団体だとされています。使う価値はありますが、この構図は踏まえておいてください。

    最終更新: 2026年8月1日

    2026年8月1日時点の情報です。公式リリース(PR TIMES)を一次情報とし、公式リリースに記載のない事項は設立記者会見の取材報道を出典として明示しています。

    1. 認定NPO法人に何ができるようになったか

    2026年6月、認定NPO法人を対象とした全国ネットワークが設立されました。事務局は、寄付募集ページの作成・オンライン決済・支援者管理を手がけるコングラント株式会社が務めています。

    公式リリースは「認定NPO法人であれば、どなたでも無料で参加いただけます」と明記しており、リリース本文に登録フォームへのリンクも掲載されています。つまり自団体が認定NPO法人なら、費用の判断を挟まずに登録を検討できます。

    登録すると使えるものとして挙げられているのは、会計・税務・法務の相談窓口、会員向けの勉強会、そして年次カンファレンス「ignite! 2026」への無料参加枠(登録団体は1団体2名まで)です。相談窓口については、設立記者会見を取材した報道では「無料で相談できる」と報じられていますが、公式リリース本文には費用の明記がありません。相談自体が無料かどうかは、登録時に公式へご確認ください。

    2. 認定NPO全国ネットワークとは(2026年6月設立)

    公式リリース(2026年7月2日付)によると、2026年7月2日に厚生労働省で設立記者会見が開かれ、児童労働・子どもの貧困・LGBTQ+・防災・緊急人道支援・医療・虐待防止という、分野の異なる7つの認定NPOが登壇しました。

    参加団体数は公式リリースには記載がありません。会見を取材した報道では、会見時点で60団体を超え、11月のカンファレンスまでに200団体、翌年春には500団体という目標が示されたとされています。目標値であり実績ではない点は区別して読む必要がありますが、立ち上がって間もない集まりではなく、すでに一定の規模があるとみられます。

    ネットワークが集約しようとしているのは、「認定取得要件の複雑さ」「所轄庁ごとの対応のばらつき」「事務負担の重さ」といった現場の共通課題で、制度改善の提言を掲げています。取り組みの柱として挙げられているのは次の活動です。

    • 会員向けの勉強会
    • 年次カンファレンス(次章で扱うignite!)
    • 制度改善・提言
    • 会計・税務・法務に関する相談窓口
    • 認定NPOとしてのブランディング支援
    • 企業との連携

    所轄庁対応や事務負担といった制度面の悩みは、一団体で抱えても解きようがない種類の課題です。同じ法人格・同じ手続きに縛られている団体が持ち寄る場ができたこと自体が、現場にとっては意味のある変化だと言えます。

    3. ignite! 2026 — カンファレンス無料枠(1団体2名)

    ignite!公式サイト(npo-ignite.com)とPR TIMESリリース(2026年6月25日付)によると、認定NPO向けカンファレンス「ignite! 2026」が2026年11月20日、東京・高輪ゲートウェイのコンベンションセンターで開催されます。2025年の第1回(約400名規模)から規模を拡大し、認定NPO200団体・企業100社・計700名の参加を目標に掲げています。

    前述の認定NPO全国ネットワークに登録している団体は、1団体につき2名まで無料で参加できるとされています。また2026年7月8日付で、公式サイト上に「ignite! PITCH 2026 sponsored by 公益財団法人ミダス財団」という登壇団体の募集告知が出ています。応募締切日は当サイトが確認できた範囲では公式サイト上に見当たらなかったため、本記事には記載していません。関心のある団体は公式サイトで直接ご確認ください。

    4. 今日確認すること

    認定NPO法人の事務担当者であれば、次の3つは今日のうちに片づけられます。

    • 公式リリースを開き、本文の登録フォームから参加登録できるかを確認する。参加費は無料と明記されています(出典欄にリリースへのリンクがあります)
    • 相談窓口の費用と使い方を、登録前後に公式へ問い合わせる。会計・税務・法務が対象です。無料と報じられていますが公式リリースに明記がないため、ここは自分で確かめる価値があります
    • ignite! 2026(2026年11月20日)の無料枠2名を、誰が使うか決める。11月開催なので、いま押さえておけば人選と日程を確保できます

    相談窓口を使うなら、所轄庁対応や事務負担など、相談したい制度面の課題を先に箇条書きにしておくと、限られた相談時間を有効に使えます。

    5. フェアに見ておきたい留意点

    事務局が営利企業であることは踏まえておく

    認定NPO全国ネットワークの事務局は、営利企業であるコングラント株式会社が務めています。ネットワーク自体は法人格を持たない任意団体だとされ、将来的に中立的な非営利組織へ移行する可能性にも会見で触れられたと報じられています。ただしこれらは公式リリース本文に記載がなく、当サイトが確認できたのは会見の取材報道です(出典欄参照)。移行の実現時期は確認できていません。

    決済サービスの提供・業界団体の事務局・カンファレンス運営という機能が1社の周辺に集まることには、両面があります。窓口が一本化されて分かりやすいのはメリットです。一方で特定企業への依存度は高まるため、ガバナンスの中立性が今後どう保たれるかは見ていく必要があります。

    公平に付け加えると、この点は運営側も自覚した上での判断だと報じられています。取材報道では、本来は別の組織が担うべきではないかと何度も議論したうえで、それでも資金を出せる自分たちがまず旗を振ると決めた、という趣旨の説明が会見でなされたとされています。「気づかずに1社に集まった」のではなく「議論のうえで引き受けた」構図です。

    無料の登録枠・相談窓口・カンファレンス枠を使うこと自体は、認定NPO法人にとって実利のある選択です。そのうえで、この団体が業界の唯一の代表窓口になっていくのかどうかは、今後の中立組織への移行が実際に進むかで判断するのが妥当だと考えます。

    決済ツールとしてのコングラントの料金・機能比較は寄付・会費管理ガイドにまとめています。

    6. 出典リンク

    本記事は、公式リリースで確認できた事実と、会見の取材報道を出典とする事実を本文中で区別して記載しています。ignite! PITCH 2026の応募締切日は当サイトが確認できた範囲では公式サイト上に見当たらなかったため記載していません。参加団体数は取材報道にもとづく会見時点の数値および目標値であり、現在の実績ではありません。掲載内容の誤りにお気づきの際は、お問い合わせからご指摘いただけると助かります。

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