KirokuVoice
介護職員が話した内容を、介護のケース記録の体裁に整えて入力するWindows用ソフトです。記録の入力の手間を減らしたい介護職員のために、話すだけで記録の下書きができることを目指しています。
最終更新: 2026年10月9日
2026年10月時点の情報です。
試験運用中・未配布です。現在は介護の現場で試している段階で、まだ誰でもダウンロードできる状態ではありません(2026年10月時点)。
KirokuVoiceとは
ひとことで言うと、話した内容をケース記録の体裁に整えて入力してくれる、Windows用のソフトです。
主な使い手として考えているのは、記録の入力の手間を減らしたい介護職員の方々です。母語ややさしい日本語でも話せるよう、多言語への対応を試験運用の中で確かめています。
AIが整えた記録は、必ず職員が読んで確かめてから確定してください。AIは聞き間違いや言い換えの誤りをすることがあります。
しくみ
話す
職員がマイクに向かって、見たこと・したことをいつもの言葉で話します。
音声を文字にする
話した声を、Azure Speech(Microsoftの音声認識サービス)で文字にします。
ケース記録の体裁に整える
Claude(おすすめ)または Azure上のAIモデルが、文字になった内容をケース記録の体裁に整えます。あわせて、話し言葉を日本語に直すこと、聞き間違えた介護用語を直すこと、見た事実と解釈を分けることを手助けします。
使い方は2通り
おすすめは、Azure(音声を文字に)とClaude(ケース記録の体裁に整える)の組み合わせです。運営メンバーが複数のAIを比べた範囲では、日本語とケース記録の解釈でClaudeが優れていると感じています。
もう一つは、音声認識も記録の整形もAzure上で完結させる使い方です。Azure上のAIモデルを使うので、Microsoftの非営利団体向けAzureクレジットを充てられます。
| 使い方 | 必要なキー | 記録の送り先 |
|---|---|---|
| おすすめ(Azure+Claude) | AzureとClaude | 音声はMicrosoft、文字はAnthropic |
| Azureだけ | Azureのみ | すべてMicrosoftだけ |
個人情報の流れ
記録の内容は、Cloudvocacyのサーバーを通りません。Cloudvocacyは記録の内容を受け取りません。施設のパソコンから各サービスへ直接送られます。
- おすすめの形(Azure+Claude)は、音声はMicrosoftへ、文字になった内容はAnthropicへ、施設のパソコンから直接送られます。
- Azureだけの形は、すべてMicrosoftだけに送られます。
KirokuVoiceは、各団体が自分のAPIキー(サービスを使うための鍵)を入れて使います。おすすめの形ではAzureとClaudeのキーを、Azureだけの形ではAzureのキーだけを入れます。つまり、サービスの契約者は団体自身です。キーは、Windowsの資格情報マネージャー(OSが暗号化して保管する仕組み)に保存する予定です。
外部のAIサービスに利用者の情報を送ってよいかどうかは、各団体の個人情報の規程に沿って判断してください。導入の前に、団体内で確認することをおすすめします。AIを使うときの運用ルールの考え方は、AI導入ガイドにまとめています。
費用の考え方
AIの利用料は、各団体が自分のキーで使った分だけ、各サービスに支払います。Azureだけの形なら、Microsoftの非営利団体向けAzureクレジットを充てられます。クレジットの対象になるサービスや、使い切った時・期限が切れた時の扱いは、Azureガイドで確かめてください。おすすめの形のClaudeの部分はClaude APIなので、Claude Team(非営利割引版も含む)に毎月付くAPIクレジットの対象範囲に入ります(KirokuVoiceでの充当は未検証です)。受け取り方はClaude TeamのAPIクレジットの記事にまとめています。
Azureクレジットの申請の手順はAzureガイドに、AI全般の導入の考え方はAI導入ガイドにあります。
おすすめの形でClaudeのキーを用意する団体は、非営利団体がClaudeを割引で使う方法を参考にしてください。Azureだけの形でAzure上のAIモデルを使う団体は、新しいモデルが使えないときの確かめ方をAzure OpenAIの利用枠ガイドにまとめています。
今の状況
いまは、介護の現場で試験運用中です。作り手自身が使って確かめている段階(ドッグフーディング)です。公開の時期は決まっていません。
運営者については、ご利用にあたってに書いています。